先月11月に、ロサンゼルスにジュエリーの買い付けに行ってきました。
今更ながら、買い付け日記を綴っていこうと思います。
LAに行くのは学生時代の留学を含めて4度目ですが、買い付けのために訪れるのは今回が初めて。
初の買い付けではありますが、私の買い付けポリシーは
「自分が本当に美しいと思うものしか買わない」。
きっと多くの人に好まれるであろう素敵なものであっても、自分が美しさを感じられないものなら選ばない、と心に決めてLAに旅立ちました。
✴︎✴︎✴︎DAY 1✴︎✴︎✴︎
一日目の買い付け地はVenice。二つの蚤の市をハシゴします。
朝7時にホテルを出発し、一つ目の蚤の市へ。
11月のLAの朝は少し肌寒いですが、美しい青空と柔らかな日差しが心地良いです。
穏やかな朝の空気を楽しみながら、会場とされる住所に到着。
・・・?
目の前に広がっているのは、ただ美しい木々と広々とした芝生。蚤の市の気配は全くありません。人がいない、誰もいない・・
これは・・何かを間違えたのだろうか・・
焦りと不安を感じつつ、何かの気配を感じてそばに目をやると、何匹もの野生のリスが元気に駆け回っていました。あまりの可愛さに、瞬時に吹き飛ぶ不安。
しばし一人でリスを追い掛けて遊ぶことにしました。(リスと共に走りながら撮ったので、よく分からない写真になりました。)
ひとしきりリスを愛でた後、こんなことをしている場合ではない!と突然我に返り、人の気配を求めて神経を研ぎ澄ませ、辺りを徘徊すること十数分。
ついに会場を発見!
朝早いこと、規模が小さいこともあり、人が少なくゆったりと見て回りやすい蚤の市です。
素敵なお店を探して歩き回っていると、きらりと光るヴィンテージショップを発見!
気になるジュエリーを一つ一つ手に取って吟味し、素敵なものがないか探します。
このショップのオーナーさんはとてもチャーミングで気さくな女性で、彼女とあれこれ雑談しながらジュエリーを選ぶのはとても楽しい時間でした。
他のお客さんは常連の方ばかりで、きっとこのオーナーさんの人柄が人を引き寄せているのだろうな、と感じました。私もLAに住んでいたら通うだろうな、このお店。
ここでは、こちらのピアスを購入。
どれも見た目だけでなく、実際に着けてみても素敵だったので購入を決めました。
他のお店も全て見て廻りましたが、気に入るものがなかったのでこの会場での買い付けは終了することに。
二つ目の蚤の市へ行く前に、ファストフード店で手早く腹ごしらえ。
通りを歩き、Veniceの街の雰囲気を肌で感じながら会場へと向かいます。
Veniceはリラックス感とアーティスティックなムードに溢れていて、何気なく歩いているだけでも楽しめる場所。
街中に花と緑が多いのも、植物好きの私には特に嬉しいところです。
カメラに到底収まり切らない巨大なヤシの木、力強く茂るサボテン、極彩色の草花・・LAの植物は本当に生き生きとして発育が良く、色鮮やかです。
また、至るところにあるストリートアートも目を楽しませてくれます。
一目惚れしたのが、この花と女性のウォールアート。自室の壁に描いてもらいたいくらい・・!
そうこうしているうちに、次の蚤の市会場へ到着。
何て素敵な会場なんでしょう・・穏やかな風にそよぐ緑、ふわふわ揺れるバルーン、開放的な音楽。まるでガーデンパーティーのようなリラックスムードが漂います。
この蚤の市に出店していたのはトレンド感あるお洒落なショップが多く、ショップオーナーも若い方が多かったです。
ここでは、あるショップにてラピスラズリのリングを購入。
ラピスラズリの美しさを生かした、シンプルながら存在感あるデザインに惹かれました。引っ掛かりがなく、普段使いしやすいのも決め手。
この蚤の市で他に興味を惹かれたのが、本物の薬莢に、弾丸の代わりに天然石を詰めたネックレスを売っていたショップ。売り上げの一部を銃暴力と戦う団体に寄付している、とのこと。重厚感と迫力のあるジュエリーでした。
他にここで買い付けられるものはないか、素敵なジュエリーを本当に見落としていないかとマーケットを何周かしましたが、他に購入したいものが見つからなかったので、この会場を後にしました。
目的としていた蚤の市には行けたものの、これでは収穫が少なすぎるので、もっと探さねば!とVeniceの街を2時間ほど歩き回ってヴィンテージジュエリーを探しました。
本当にお洒落な街で、可愛いもの、素敵なものは溢れているのに、本当に好きだ、買い付けたいと思えるものがない・・
こんなに沢山見てもこれだけしか買えないものなのか。この調子では全然買って帰れない。
もしかして、私のこだわりが強すぎるのだろうか。
自分のスタンスへの若干の不安と明日の蚤の市への期待を胸に、この日はVeniceの街を後にしました。
1日目の買い付け(超少量)は、これにて終了。
2日目に続きます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。