最近、自分のお店でお迎えしたヴィンテージリング。
これまでも自分のものにしてしまいたいリングは数え切れないほどあったのですが、大前提として素敵なものほどお客様へお届けしたいこと、自分の指に合うサイズのものになかなか出会えなかったことから、ずっと見送ってきました。
ドイツのSeiboth社に買い付けに行ってからは特に欲しいリングに出会うことが多くなり、我慢の連続でした。(ダークブラウンの大ぶりガラスの一粒リング、グレーガラスのハーフエタニティリングや、こぶりなクリアガラスが3石並んだリングなど、今でも未練が残るほど欲しかったリングがたくさん・・!)
Seiboth社は、スワロフスキー社から直接購入したクリスタルを主素材としてコスチュームジュエリーを制作してきたこともあり、ガラスの輝きが本当に美しくて。
このリングは、最近Seiboth社よりリングの追加入荷を行う機会があった際に、社長からご紹介いただきました。私の指にぴったりのサイズではないことは承知で、もうここでお迎えしないと後悔する!と思い、ついに購入することに。
オリーブ、グレーやゴールドを帯びた鈍いブロンズブラウンのガラスが放つ、キラリと鋭い輝きに、ガンメタリックな金属・・この組み合わせがとても美しく、気に入っています。
このガラスの色味が眺めるほどに奥深くて、カラーピッカーでその絶妙な色の重なりを観察してみたり。
ガラスの中にPine tree(松)、Moonless night(新月の夜)、Meteorite(隕石)、Caviar(キャビア)など、素敵な色をたくさん湛えていることを知り、よりこのリングが好きになりました。
私にはサイズが少し大きくて単体で着けると抜けてしまうので、スキニーリングで上から蓋をするようにロックして着用しています。
先週末のイベントでもずっと着けていました。
自分の目に最もよく触れるジュエリーであるリングは、日常の動作の中で指元が視界に入る度に、僅かでも美しさに浸る瞬間を持つことができて、やはり良いなと思います。