2部構成でお送りしています、
LA買付日記2日目-第2部を綴っていきたいと思います。
✴︎✴︎✴︎DAY 2-2✴︎✴︎✴︎
Pasadenaの巨大蚤の市での買い付けを終え、
精魂尽き果てそうになりながらも次の蚤の市会場、Melroseへ。
Melroseの蚤の市は、学生時代の留学中に好んで訪れていた場所。
勝手がわかっている分、安心して会場に向かうことができました。
この日は食事抜きで、持てる時間全てをジュエリー探しにフル活用するつもりだったのですが、蚤の市会場に入る寸前でフードトラックを発見してしまい・・
気が付けば私は、ボリュームたっぷりの食事とともにベンチに座っていました。
食べること自体が随分久しぶりであるようにさえ思え、ジューシーなお肉やみずみずしい野菜の食感にしばらく恍惚としていました。
栄養を摂って少し体力が復活したところで、会場入り。
最後にこの蚤の市を訪れたのは6年前なのですが、当時と変わらぬ眺め、賑わいにとても懐かしい気持ちになりました。
セレブやお洒落な若者に人気のLA流行発信地であるMelroseという土地柄もあってか、ここは他の蚤の市に比べてお客さんの年齢層がとても若く、10代の方も多く来場します。
また、この蚤の市は圧倒的に古着が豊富。世界各国のアパレル関係のバイヤーさんに人気の買い付け地でもあります。
軒を連ねる古着ショップをかき分け、ジュエリーショップを探しました。
Pasadenaの蚤の市のような巨大な規模ではないため、目当てのお店が見つけやすくてほっとします。
この蚤の市では、ジュエリーを扱うお店全てを廻ることに成功。
(DAY 2-1と同じく、途中で写真を撮る余裕をなくしてしまい写真が少ないです・・)
全店とても品揃えが豊富で、相当な数のジュエリーを吟味することができました。
が・・・・・
ここでまた私は、自分のこだわりに悩まされることに。
私の買い付けポリシーは、
「自分が本当に美しいと思うものしか買わない」。
きっと多くの人に好まれるであろう素敵なものであっても、自分が美しさを感じられないものなら選ばない。
「まあいいか」「許容範囲かな」で選ぶぐらいなら、買わない。
そう強く思いながらジュエリーを探した結果、数百のジュエリーを見たこの蚤の市で、買いたいと思えたものが3つしかなかったのです。
自分のこだわりの強さ、好みの偏りに流石に悩みました。
もう一度見れば考えが変わるかも、とそれぞれのショップに何度も戻って吟味し直したのですが、どうしてもこだわりが変わることはなく・・
結局この蚤の市では、こちらの超少量を買い付けてホテルへ帰還。(まだオンラインストアにアップできていないものもございます。)
帰りの車内で、これまでに買付けたジュエリーを頭の中で数え、焦燥感に襲われます。
実は、今回の買付け旅の当初の計画はこうでした。
★2日間で4つの蚤の市を廻って、買付け終了。
★3日目の私用を終えて帰国。
弾丸です。
妥協するぐらいなら、買わない。
そんなこだわりの強い自分でも、正直なところ4つの蚤の市(しかもPasadenaのようなメガ蚤の市を含む)を廻れば、気に入るものが結構見つかるだろうと思っていたのです。
まさかこんなに買えないなんて・・
ホテルに到着し、一旦現状把握のためにジュエリー開封の儀を執り行いました。
少なっっっっ
そんな・・もうちょっとなかったっけ・・?せめてあと10個とか・・
ちょっとバッグを探ってみましたが(ないことは百も承知)
ありません、これで全部です。
流石にLAまで来てこれは少なすぎます。
明日の私用はキャンセルし、買付けを続けることに決定。
しかしもう明日から平日、蚤の市は開催されません。さてどうするか。
ここで考えました。
LAに来て、とてつもない量のジュエリーを見てきた。
デザインが素敵で、質も良いものは膨大にあった。
でも自分の好みに合うものは殆どない。
明日ヴィンテージショップを廻ってみようか。
しかし一日目にヴィンテージショップを廻った経験から考えると、明日一日かけてヴィンテージショップ巡りをしても出会えるジュエリーの数は多くなく、一つも好きなものが見つからずに終わる可能性が高い。
蚤の市は開かれないし、ヴィンテージーショップも望みは薄い。
となれば、他にLAでヴィンテージージュエリーを大量に持っているのは・・
個人のヴィンテージジュエリーコレクター。
これしかない。
自分と好みが近いコレクターに出会えれば、私が好きだと思えるジュエリーに出会える確率も飛躍的に高くなるはず。よし。
明日、個人のヴィンテージジュエリーコレクターから直接買わせてもらう!
(最終日前日の夜になってこの考えに至るというピンチ)
しかし、ジュエリーの買い付け自体が初めてであるため、もちろんジュエリー関連の人脈やツテは一切ありません。
私の持てるものは・・スマホだけである・・!
ということで、怒涛の検索を開始します。
SNSはもちろん、LAの地方紙、LA各地の蚤の市の過去の出店者名簿などを片っ端から調べました。
そこでたった一人、心惹かれるコレクターの方を発見することができ、彼女にメッセージを送ったのです。
「こんにちは。あなたに会って、あなたからジュエリーを買いたいです。」
ちょっと突然すぎますね。
思い余って、会ったことも話したこともない人にあまりにストレートに気持ちをぶつけてしまいました。
さて、返事は来るのでしょうか・・?
続きは3日目のブログでお話しします✴︎
最後までお読みいただき、ありがとうございました。