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ドイツ買い付け日記 プロローグ

ドイツ買い付け日記 プロローグ

今年の9月に、ジュエリーの買い付けに行ってきました。

帰国してからしばらく体調を崩していた時期があり、その後も関東・関西でのPOP UP出店が続いていたため、なかなか落ち着いて筆を執る時間が取れず、更新が大変遅くなってしまいました。

今回の買い付け先は、ドイツのバイエルン州カウフボイレン。

2年前に訪れた老舗コスチュームジュエリーカンパニー"Seiboth(ザイボーズ)"社をもう一度訪問するため、再びこの地に向かいました。

 

2年前の訪問買い付けの様子。

↓前回の買い付け日記はこちら。

ドイツ買い付け日記 プロローグ

ドイツ買い付け日記 DAY1-1

ドイツ買い付け日記DAY1-2

ドイツ買い付け日記DAY2

 

前回のSeiboth社訪問時に、創業者Seiboth氏の娘である現社長Vorbachさんに、Seibothの歴史について直接お話を伺ったり、社内や工房を案内していただきました。

Seiboth社の類稀なるセンスや卓越したクラフトマンシップに心から感動し、私自身がSeibothの大ファンに。

この素晴らしいヴィンテージコスチュームジュエリーを日本のお客様にぜひお届けしたいとの思いで、無我夢中で買い付けをしたのを、昨日のことのように覚えています。

 

ここで、Seiboth社の歴史について改めて、下記に簡単に記載しておきます。

詳細は2年前のブログ「ドイツ買い付け日記 DAY1-1」に資料とともに綴っておりますので、そちらをご覧いただけましたら幸いです。

【Seiboth(ザイボーズ)社とは】

1952年に、金属工芸職人であったErhard Seibothによって、ドイツのカウフボイレンで創業されたコスチュームジュエリーカンパニー。

当時コスチュームジュエリーの素材としてプラスチックを用いるジュエリーメーカーが多かった中、Seiboth氏は最初からスワロフスキーを主としたハイクオリティな素材を用いることにこだわり、高級品としての作品制作に臨みました。

彼は長年に渡りDior、Chanel、Yves Saint Laurentなどの有名デザイナーと共同制作も行い、ジュエリー専門歴史書にはSeiboth氏についても記載されています。

同社のコスチュームジュエリーは大量生産ではなく、卓越した技術を持つ職人により一点一点手作業で作られており、今もなお高級ブティックやヴィンテージショップなどで愛され続けています。

現在は、創業者Erhard氏の娘である二代目社長Vorbachさんが同社の経営を担われています。

 

大変喜ばしいことに、SeibothのジュエリーはElysa Jewelryでのお取り扱いを始めて以来、当店のお客様にも気に入っていただき、オンラインショップでもPOP UPでも、いつもご好評をいただいております。そのことを、Seibothの社長もとても喜んでいらっしゃいます。

2年前の買い付け以来、Seiboth社とは継続してお取引を続けてきて、今回再度、訪問買い付けをすることを決めました。

前回訪問時に、Seiboth社に眠るヴィンテージコスチュームジュエリーのデッドストックが圧倒的な量(なんと約30万点!)であり、全て手にとって見ることは到底不可能であることを把握していたので、今回は予め優先順位をつけて買い付けをすることに。

 

事前にInstagramにて、当店をフォローしてくださっている皆様に、買い付けアイテムについてのアンケートを取らせていただきました。

アンケート結果をもとに、今回最も時間を割いて買い付けを行うアイテムを、ピアス・イヤリングとビジュー系アイテムに決定しました。

 

いざ、日本からドイツへ出発。

今回も、旅のお供はこの子。

この小さなテディベアには、国内外の出張に欠かさず同行してもらっており、これまでもイギリス、ドイツ、チェコを一緒に旅してきました。

乗り物移動が苦手(実は新幹線移動ですら、かなりストレスを感じてしまいます...)な私にとっては、フライトの時点から欠かせない相棒。顔を見ると、ふっと気持ちが和らぐのです。

 

長いフライトを経て、早朝にドイツのミュンヘン空港に到着。

フライト疲れで既にぐったりですが、ドイツに降り立った途端にひんやりとした空気が肌に触れ、過ごしやすい気候が身体を少しリフレッシュさせてくれました。

これから、長距離列車でカウフボイレンへ向かいます。

美味しい牛乳でエネルギーチャージしながら、2時間強の電車移動。

カウフボイレンに近づくにつれ、乗客の数は徐々に少なくなり、景色はどんどんのどかに。

 

貸し切り状態の車両。落ち着きます。

 

どこまでも続く広大な緑。たまに馬、牛、羊の姿が見えます。ほっとする景色。

 

ついにカウフボイレン駅に到着し、階段のある列車内から駅ホームに、ボストンバッグやスーツケースをやっとのことで降ろした瞬間。

力強い手が、私のスーツケースを受け止め、支えてくれました。

Seiboth社の社長、Vorbachさんです!

長旅で疲れている私をホテルまで送って行くと言って、わざわざ駅のホームまで迎えに来てくれていたのです。彼女の温かさと思いやりに、本当に感謝。

 

日本から20時間以上かけて降り立った、2年ぶりのカウフボイレン。

何故かここに来ると、何もない安らかな場所に一人でいるような、ニュートラルで穏やかな感覚になるのです。

これまで買い付けで訪れた場所の中でも、カウフボイレンが一番好き。

とても静かで、心が安らぎます。

2年前に来たときと全然変わっていなくて、ただいま、という気持ちに。

そういえば、前回来たときも雨だったなと思い出しました。

 

社長が車でホテルの前まで送ってくださったおかげで、石畳をスーツケースを引いて歩かずに済み(歩くこと自体は全然良いのですが、閑静な街にスーツケースのキャスター音を響かせてしまうのが心苦しいので)、ありがたかったです。

チェックイン時間より少し早めにホテルに到着したところ、スタッフの方が「お部屋の用意ができるまで、しばらくここで休んでいてくださいね」と、ホテル併設のカフェを使わせてくださいました。

好きなドリンクをサービスしてくださるとのことで、ピーチティーを頂くことに。美味しい。

フロントの方が「日本大好き」と親しみをもって話しかけてくださり、嬉しい気持ちになりました。

 

ちなみにここは、2年前の買い付けでも泊まったホテル。前回の宿泊で気に入ったので、同じ場所に戻ってきました。

普段から自分の部屋でひとり静かに過ごすのが一番好きな私は、買い付け旅でのホテルを選ぶ時にも、アットホームな雰囲気を何より重視しています。

普段の何倍もエネルギーを使う旅先では、元々のインドア気質に拍車がかかり、必要がなければ仕事以外の時間はずっと部屋に篭っていて、ホテルのレストランすら滅多に利用しません。笑

 

このホテルは、スタッフの方々の温かさと、こじんまりとして居心地の良いお部屋、館内に飾られているアートたちが気に入っています。


今度またカウフボイレンを訪れる機会があったら、きっとまたこのホテルに戻ってくるのだろうな、と思います。

日本から遠く離れた場所に、お気に入りの場所があるのはちょっと心強いです。

 

そしてこのホテル、徒歩1分のところに素敵なお花屋さんがあるのも大きなポイントです。

私の出張先でのルーティンは、旅のお供である小さなテディベアと、現地で買ったお花を部屋に飾ること。そうすることで、自室にいる感覚に少し近づけて気持ちが落ち着くのです。

 

この日も長旅でクタクタでしたが、やはりこのルーティンは外せない...!ということで、部屋から出てお花屋さんへ。

優しい色合いの街並みが広がります。

雨上がりは、花の色がより潤んだように鮮やかに映えるので好きです。

お花屋さんに到着。たくさんのお花の生命力を浴び、疲れが癒やされます。

この日は、気分にマッチするこの一輪の薔薇を選びました。


ホテルに帰って荷解きをしているうちに、あっという間に夕方に。

明日からの買い付けでドイツ語通訳をしてくださる方との、打ち合わせも兼ねたディナーへ向かいます。

Seibothの社長とのコミュニケーション方法はドイツ語なのですが、私はドイツ語が話せないので、買い付けには通訳の方に同行していただきます。

今回通訳についてくださるのは、2年前にもお世話になった方です。

私が帰国してからも連絡を取り合っていたので、今回またカウフボイレンで再会できたことがお互いに嬉しく、近況報告に花が咲きました。

 

以前、通訳の方がプレゼントしてくださったヴィンテージSteiffのカエルちゃん。私がSteiff好きと知って、わざわざ探してくださったそう。とても温かく、思いやりのある方です。

楽しい会話と美味しい食事のおかげで、買い付けの英気を養う素敵なディナータイムを過ごすことができました。

 

ディナーの後はまっすぐ部屋に帰り、明日の準備をして眠りにつきました。

次回のブログでは、Seiboth社での買い付けの様子をお届けします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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